
【この記事の著者について】
・現役の福祉施設職員
・2級FP技能士
・2018年10月に株式投資をスタート!
・投資のスタイル:長期保有(バイアンドホールド)が基本
・高配当銘柄が大好き!株主優待も大好き!
・「社会福祉士が成年後見人を目指すブログ」を運営中
はじめに
デイサービスの仕事は利用者の生活を支える重要な役割を担っています。しかし、「給料が安い」と感じている方も多いのではないでしょうか?この記事では、デイサービスの給料が安い理由、給料を上げる方法、そして副業を活用して収入を増やす選択肢について詳しく解説します。
デイサービスの給料が安い理由
1. 介護報酬が低いため
デイサービスは介護保険制度に基づいた事業であり、国の定める介護報酬(介護サービスの対価)が収益の大半を占めています。特養や訪問介護と比べるとデイサービスの介護報酬は低く設定されているため、事業所の収益も限られ、職員の給料が上がりにくい傾向があります。
2. 施設の運営コストがかかる
デイサービスでは、施設の維持費、送迎車の管理費、食事の提供費などの運営コストが高くなります。これらの経費がかさむことで、職員への人件費が抑えられることがあります。
3. 仕事内容が比較的軽いため
デイサービスの仕事は、特養や病院の介護職と比べると身体介護の負担が少ない傾向があります。そのため、一般的に給料水準が低めに設定されることが多いです。
4. 資格手当や夜勤手当がない
デイサービスは日中のみの業務が中心のため、夜勤手当がつきません。また、介護福祉士の資格を持っていても、資格手当が他の施設より少ないことがあります。
デイサービスで給料を上げる方法
1. 資格を取得して手当をもらう
デイサービスの中には、介護福祉士や社会福祉士などの資格に対して手当を支給している事業所もあります。以下の資格を取得すると給与アップの可能性が高まります。
- 介護福祉士(国家資格)
- 社会福祉士(相談業務に強み)
- ケアマネージャー(介護支援専門員)(キャリアアップにつながる)
2. 事業所を選び直す
デイサービスの中でも、法人によって給与体系に大きな違いがあります。以下のような事業所は給与が高い傾向があります。
- 大手法人が運営するデイサービス
- 地域密着型で経営が安定している施設
- 医療法人が運営するデイサービス(病院併設など)
転職サイトや求人情報を活用し、自分に合った高給与の事業所を探すのも重要です。
3. 役職に就く
デイサービスでは、一般職員からリーダーや管理者になることで給与が上がる場合があります。役職に就くことで以下のようなメリットがあります。
- 昇給や手当の増額(管理職手当がつく)
- 施設運営に関わることでスキルアップができる
施設によっては、リーダーや管理者を募集しているところもあるため、積極的に挑戦してみるのも良いでしょう。
4. 介護以外のスキルを身につける
介護業界では、以下のようなスキルを持っていると重宝されることがあり、給与アップにつながる可能性があります。
- パソコンスキル(事務作業や記録管理)
- レクリエーションの企画力(利用者の満足度向上)
- 営業スキル(新規利用者の獲得)
これらのスキルを活かせる職場を選ぶことで、評価が高まり昇給のチャンスが広がります。
副業や別の収入源を考える
デイサービスの給料だけでは生活が厳しい場合、副業や別の収入源を確保するのも一つの方法です。
1. 介護関連の副業
介護の経験を活かして、副業をするのもおすすめです。
- 訪問介護の登録ヘルパー(空いた時間に働ける)
- 介護資格の講師(研修センターなどで講師をする)
- 福祉ライター(介護に関する記事を執筆)
2. オンラインで稼ぐ
介護とは別の収入源を確保するために、インターネットを活用した副業も考えられます。
- ブログ運営(介護に関する情報発信)
- YouTube(介護や福祉の情報発信)
- せどり・転売(フリマアプリで物を売る)
3. 資産運用で収入を増やす
長期的な視点で資産を増やす方法もあります。
- つみたてNISA(少額から投資可能)
- iDeCo(個人型確定拠出年金)(老後の資産形成)
このように、副業や資産運用を活用することで、給料以外の収入源を確保することができます。
まとめ
デイサービスの給料が安い理由は、介護報酬の低さや運営コスト、夜勤手当がないことなどが挙げられます。しかし、資格取得や転職、役職への昇進、スキルアップによって給与を上げることも可能です。また、副業や資産運用を活用すれば、収入の幅を広げることができます。
今後のキャリアを考える上で、自分にとって最適な方法を選び、安定した生活を目指しましょう!
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